内閣支持率がジリジリ上昇中…参院選で大敗したのになぜ?
実はそこに光るのは石破首相の“米(コメ)も米(アメリカ)も制す”手腕と、叩かれると応援したくなる日本人の判官びいき気質。負けても支持が伸びる、不思議な方程式を5つに分けてご紹介♪
米(コメ)の守護神
備蓄米をサッと放出。国民の胃袋を直撃する“おにぎり防衛策”で拍手喝采。
まるで国民の胃袋を狙った必殺技のようです。
スーパーやコンビニの棚におにぎりが並ぶたび、国民はほっと胸をなで下ろす。
「今日もおにぎりが食べられる!」と拍手喝采。
米価高騰で財布がヒーヒー言っていた庶民にとって、これはまさに救世主的な政策。
石破首相の手腕が光るのはもちろんですが、何よりも“食卓を守る安心感”が国民の心を温め、支持率のジリ上げにもつながったのです。
政治と米とおにぎりが奇跡的に融合した瞬間、とでも言えるでしょう。
米(アメリカ)ともガチ交渉
ワシントン相手に一歩も引かず。庶民は「お、交渉力あるじゃん」と見直し。
ワシントンを相手に一歩も引かない石破首相。
その交渉術は、まるで政治界の“柔道黒帯”のよう。
米国との貿易や安全保障で粘り強く主張し、国民は「お、意外とやるじゃん」と感心。
テレビやニュースを見ている庶民たちは、外交の難しさや裏での駆け引きを想像しながらも、どこか誇らしげに首を縦に振る。
これまで地味な印象だった首相像が、一気に“頼れるリーダー”にアップデートされた瞬間だ。
外交の舞台での小さな勝利が、支持率という形で国民の評価にジワジワ反映されているのだ。
「辞めんでええやん」モード
選挙に負けても「混乱より続投」の空気。安定を望む日本人のDNAが発動。
参議院選で大敗しても、国民の間には「ここで辞めるより続投したほうが安心」という空気が漂う。
まるで遺伝子に組み込まれたかのような、日本人特有の安定志向がフル稼働。
歴史や災害、経済の波乱を乗り越えてきた経験から、「変化よりも慣れたもの」を選ぶ心理が働くのだ。
選挙の結果は数字として目に見えるが、心の中では「慣れ親しんだ石破内閣にまだ座っていてほしい」という声がじわじわと支持率を押し上げる。
こうして逆境の中でも、国民のDNAが静かに支えとなっているのだ。
外交はそつなく安心感
米国と絆を強め、韓国とも関係改善。派手さはないが、“石破ブランド”の安定感が浸透。
外交の舞台で石破首相は派手なパフォーマンスはしないが、着実に成果を積み重ねる。
米国との絆を再確認し、信頼関係を強化する一方で、韓国との関係改善にも慎重かつ着実に取り組む。
その姿は、まるで静かに流れる川のように安定感を醸し出す。
「石破ブランド」とでも呼ぶべき落ち着いた手腕が国民や海外に浸透し、派手なニュースや目立つパフォーマンスがなくても、安心感を提供。
外交の安定感が、ジリジリと支持率を押し上げる土台となっているのだ。
判官びいきエンジン全開
叩かれると応援したくなる国民性。逆境がむしろ支持率ブースターに。
日本人には不思議な心理がある。
叩かれる人物を見ると、なぜか「応援してあげたい」と思ってしまうのだ。
これがいわゆる判官びいき、逆境に立つ者に共感してしまう国民性。
石破首相も例外ではなく、選挙での敗北や党内批判にさらされるたびに、「負けてもがんばれ!」と密かに心の中でエールを送る層が生まれる。
その結果、逆境こそが支持率のブースターに。
批判や困難が、むしろ人気のスパイスになってしまうという、政治版“逆転の法則”がここにあるのだ。
筆者の見解を率直に言えば、消去法でしか石破首相を選べない現状が皮肉だ。
いや、本当に他に頼れる政治家がいないのだ。
他党は頼りなさ満点、与党内も足並み揃わず、「これで本当に大丈夫か、日本の政治…」と。
石破首相も万能ではなく、支持率はむしろ“他にいないから仕方なく”という不本意な後押しに過ぎない。
政治の選択肢が乏しい現実が、逆説的に彼を浮上させていると思われます。