【水没】記録的豪雨で地下駐車場が…

国土交通省によると、三重県四日市市の近鉄四日市駅前にある地下駐車場「くすの木パーキング」が、12日夜の記録的な大雨で冠水しました。
停電により排水装置が機能しなかったことが主な原因とされ、地下1階は1.2メートル、地下2階に至っては天井まで水に浸かりました。
駐車していた約260台以上の車が被害を受け、運営会社「ディア四日市」が補償を検討中です。
13日からポンプ車による排水が続けられ、16日中に完了見込み。
24時間で260ミリ超の豪雨という記録的降雨は、都市部のインフラが自然の猛威にいかに脆いかを示す出来事となりました。

地下駐車場が「巨大プール」に変身

普段は車を守るはずの地下駐車場が、この日はまるで「市民プール」。
260台以上の車が強制的に“水中展示”される事態となりました。
SNSでは「車が泳いでいる」といった皮肉混じりの声も。
笑い話にできない現実ですが、都市の真ん中にこんな天然アクアリウムが出現するとは、誰も予想していなかったでしょう。

停電で排水ポンプがストップ!

駐車場には排水装置が設置されていたものの、停電で完全停止。
まるで「ヒーローが寝坊した」かのように、頼みの綱が働かず、一気に冠水しました。
こうなると人力での対応は無理ゲー。
現場にいた警備員2人だけでは防水作業ができず、あっという間に地下2階が水没という結果に。
都市インフラの弱点を浮き彫りにしました。

車両保険は効くの?気になる補償問題

被害にあった車は260台以上。
愛車が水没したら、まず気になるのが“保険おりるの?”問題。
実はこれ、加入している車両保険の種類次第なんです。
“一般型”なら水害もカバーされることが多いですが、“エコノミー型”だと対象外の場合も。
つまり“保険は万能傘”ではなく、種類によっては“紙の傘”並みの耐久性ということ。
被害後に気づいても手遅れなので、『うちの保険、水没もOKかな?』と確認しておくのが賢いドライバーのたしなみです。

260ミリの大雨ってどのくらい?

「260ミリの雨」と聞いてもピンときませんよね。
実は1時間に30ミリで“バケツをひっくり返したような雨”といわれます。
つまり24時間で260ミリというのは“バケツを何度もひっくり返された状態”が丸一日続いたイメージ。
傘は役立たず、レインコートもただの飾り。
「260ミリ降ったら洗車どころか洗車場ごと流されるレベル」と言えば、相手も思わず「なるほど!」と笑ってくれるかもしれません。

四日市と水害リスクの関係

四日市といえば工業都市として有名ですが、実は“水”とも切っても切れない関係にあります。
海に近い便利な立地は物流の強みですが、豪雨や高潮の際には逆に“水の通り道”になりやすいんです。
つまり、経済を回す拠点が「水に弱い」という、ちょっと皮肉な構図。
「四日市は工業で栄えてるけど、水害リスクもお隣さんなんだよね」と言えば、ちょっと知的なうんちく披露に。
まさに“強みと弱みは表裏一体”を地形で体現している街と言えそうです。

SNSで広がる「浸水実況」

今回の四日市の浸水被害では、現場の様子がSNSで次々と投稿されました。
「地下駐車場がまるで水族館」「愛車が金魚すくい状態」といったユーモラスなコメントも散見され、重いニュースの中に少しだけ笑いを添える役割に。
もちろん被害は深刻ですが、SNSの“ゆるい実況”は心を和ませる効果もあります。
「Xで車が泳いでたって投稿見た?」なんて話せば、災害ネタながらも会話が柔らかくなります。
災害時の情報源としての機能と、ちょっとした笑いの供給源。SNSの二刀流ぶりが今回も発揮されました。

地下駐車場って便利ですが、冠水のニュースを見ると「ちょっと怖いな…」というのが正直な感想です。
一度車を止めたら、もう水が押し寄せれば逃げ切るのは至難の業。
今回は車が被害を受けただけで済みましたが、もし人が閉じ込められていたら…と想像するとゾッとします。
地下鉄や地下街も同じリスクを抱えていて、日常の便利さの裏に“隠れた落とし穴”がありそうです。