2025年9月16日、名古屋はまたしても猛暑日を記録しました。
「そもそもなぜ名古屋はこんなに暑いのか?」という疑問は、多くの人が抱くところ。
実はヒートアイランド現象と地形が重なり、街全体が“熱の盆地”となってしまうのです。
過去の猛暑日ランキングを振り返れば、名古屋は常連校のように上位を独占。
中には“9月の40度超え”という意外な記録もあり、暑さの常識を覆してきました。
さらに気象庁の長期予測では、今後も猛暑日は増加の傾向にあるとのこと。
つまり「暑さとの共存」は避けられません。
そこで欠かせないのが生活の知恵。
暑さ対策は“味噌カツ”よりも扇風機?――そんなユーモアを交えながら、名古屋の暑さとその未来を深掘りしていきます。
2025年9月16日、名古屋で猛暑日を記録
2025年9月16日、名古屋はまた“灼熱都市”の本領を発揮しました。
暦の上では「秋の気配」が漂うはずの9月半ばにもかかわらず、気温はぐんぐん上昇し、真夏日を超えて猛暑日の仲間入り。
市民からは「秋はどこへ行った?」と苦情ではなく嘆きの声が飛び交いました。
実は名古屋は“暑さの常連”で、周囲を山や海に囲まれた地形が熱を逃がしにくい構造。
さらに都市化によるヒートアイランド現象で、コンクリートが昼間の熱を夜までしっかりキープします。
まるで「街全体が巨大なこたつ状態」といっても過言ではありません。
過去にも9月の猛暑日を何度も記録してきた名古屋ですが、今年の暑さは特に「秋バテ」という新語を生むほど。
そもそもなぜ名古屋はこんなに暑いのか?
名古屋の暑さを語るとき、よくネタにされるのが「地形」と「都市化」のダブルパンチです。
まず地理的に、名古屋は濃尾平野のど真ん中。
周囲を山に囲まれ、伊勢湾からの湿った風が入り込みやすいという、いわば“天然サウナ”の立地です。
さらに都市化が進み、コンクリートとアスファルトが昼の熱をがっちり吸収。
「夜になってもアスファルトがじんわり温かい」と嘆く市民は多く、これはもう“24時間営業の暑さ”といってもいいでしょう。
おまけに車社会の名古屋では排熱もたっぷり。
冷房の効いた車内から降りた瞬間、「ここは砂漠か?」と錯覚することも。
つまり名古屋の暑さは偶然ではなく、環境と人間活動が見事に合体した結果なのです。
ヒートアイランド現象と地形が生む「熱の盆地」
名古屋の暑さを語るうえで欠かせないキーワードが「ヒートアイランド現象」。
これは都市部のコンクリートやアスファルトが昼間の熱をため込み、夜になっても放出し続ける現象です。
名古屋はその上、濃尾平野の地形が“盆地効果”を生み、熱気がまるで鍋のフタのように空に逃げていきません。
結果として、昼も夜も「巨大サウナ状態」が完成。
夜風に当たろうと窓を開けても「熱風ドライヤー」と化すのは名古屋あるあるです。
さらに周囲の山々が風の通り道をふさぎ、伊勢湾からの湿気がプラスされることで、不快指数は上昇の一途。
科学的には理屈どおりですが、住んでいる人にとっては「理屈はいいから涼しくしてほしい!」のが本音でしょう。
歴代の猛暑日ランキングを振り返る
名古屋の猛暑は、毎年のようにニュースをにぎわせますが、過去の記録を振り返ると「え、9月でこれ!?」と驚くような日も少なくありません。
例えば2018年の夏は40度を超える日が続出し、全国的に“災害級の暑さ”と報じられました。
名古屋も例外ではなく、駅前では氷の無料配布や、噴水が子どもたちの“即席プール”と化す光景も見られたほどです。
さらに遡れば、2007年や2010年も猛暑のトップ争いに名を連ねており、「ランキング常連」といえる安定感を発揮。
こうなると「今年は何位?」と、まるで甲子園の常連校のような扱いになっています。
雑談で話すなら「名古屋の猛暑は“夏の甲子園”よりも出場率が高い」と覚えておくと、ちょっと笑いを誘えるはず。
つまり、名古屋の猛暑記録は単なる天気ニュースではなく、この街の“夏の風物詩”なのです。
過去には“9月の40度超え”も?意外な記録
「40度を超えるのは真夏だけ」と思いきや、実は名古屋では9月に入ってから40度超えを記録したこともあります。
2013年や2020年代初頭には、残暑どころか“本気の真夏”が再登場し、市民からは「もう秋服を出した
に…」とため息が続出。
実際、9月の40度は全国的にも珍しく、名古屋が“異次元の暑さゾーン”であることを物語っています。
これには理由があり、台風のフェーン現象や湿った空気が重なると、気温が一気に跳ね上がるのです。
つまり「台風シーズン」と「ヒートアイランド」がタッグを組むと、9月でも危険な暑さが生まれるというわけです。
気象庁の長期予測と今後の名古屋の暑さ
気象庁の長期予測によれば、名古屋の暑さは残念ながら“まだ序章”。
地球温暖化の影響で、東海地方は今後さらに猛暑日が増えるとされています。
実際、過去30年と比べると猛暑日の発生回数は右肩上がりで、「夏は3カ月」どころか「半年近く続くのでは?」と冗談交じりに語られるほどです。
さらに夜間の熱帯夜も増え、冷房なしでは眠れない日が常態化。
昔ながらの“打ち水”や“うちわ”では太刀打ちできず、最新の冷却グッズや省エネエアコンが生活の必需品になりつつあります。
気象庁の予測によると「名古屋は2100年には真夏日が年100日超えもあり得る」とのこと。つまり未来の名古屋は、ほぼ一年中「夏まつり開催中」状態かもしれません。
暑さ対策は“味噌カツ”よりも扇風機?生活の工夫あれこれ
名古屋の猛暑に立ち向かうには、まず「根性」より「工夫」が大事です。
味噌カツや手羽先でエネルギー補給も悪くはありませんが、実際に役立つのは扇風機や冷感グッズ。
最近は首にかけるポータブル扇風機や、服の内側に風を送る“空調服”が人気で、名古屋の街なかでもよく見かけるようになりました。
また、伝統的な知恵として「打ち水」や「すだれ」も健在。
意外に効果があるのが、朝のうちにカーテンを閉めて室内の温度上昇を防ぐ方法です。
さらに雑談で披露すると面白いのが「熱中症対策に味噌汁」。
実は塩分補給に役立つため、暑い名古屋にぴったりの“地元食”なんです。
つまり名古屋の暮らしは、食と工夫の二刀流で猛暑を乗り切るスタイルです。
執者は愛知県在住ですが、もう暑いのなんの…。
名古屋駅のようなコンクリートジャングルではないものの、日差しは肌を刺す勢いです。
子どもの頃は夜にエアコンなんて使わずに平気で寝ていたのに、今やスイッチを切ったら「睡眠」ではなく「永眠」になりかねない恐怖。
文明の利器に頼らずにはいられない時代になったなあと実感します。