2025年シーズン、ドジャースの大谷翔平が自己最多となる55本塁打を放ちました。
ところが「ホームラン王」のタイトルはフィリーズのカイル・シュワバーに譲ることに。
実は彼が56本でトップに立ち、「大谷より打った男」として一気に注目を集めています。
この記事では「大谷翔平が自己最多55本に到達するまでの軌跡」を振り返りつつ、「それでもホームラン王はシュワバー、その理由とは?」を深掘り。
さらに「シュワバーの戦績」や「シュワバーってだれ?」という素朴な疑問に答えながら、「ホームラン王の決め方」や「大谷とシュワバーの共通点と違い」をデータで比較します。
最後は「歴代の日米ホームラン王」の豆知識をさらっとご紹介♪
大谷翔平が自己最多55本に到達するまでの軌跡
2025年、大谷翔平はドジャース加入2年目にして自己最多の55本塁打を記録しました。
昨年の54本から更新し、まさにキャリアハイ。
シーズンを通して8月末までにすでに40本を超え、9月は「どこまで伸ばすのか」と全米が注目しました。
さらに打率.293、OPS1.020という高水準を維持しつつの長打力は、ただの本塁打数では語れない“総合力の高さ”を証明。
まさに「二刀流」としての新境地を開いたシーズンでした。
それでもホームラン王はシュワバー、その理由とは
シーズン中盤までは大谷翔平がリードしていましたが、8月11日にシュワバーが逆転弾を放ち、そのまま驚異のペースで量産。
投打二刀流で疲労もあった大谷に対し、シュワバーは「打つこと専業」の強みをフル発揮。
気がつけば本塁打王の座を奪取しました。
まるで学園祭の二日目、最後に花火をかっさらうクラスのように、終盤のド派手な連発で主役を持っていったのです。
シュワバーの戦績を振り返る:過去の成績と今季の爆発力
シュワバーは2015年にデビューした左の長距離砲。
2022年には46本でナ・リーグ本塁打王、2023年は47本でリーグ2位、そして2025年はついにキャリアハイの56本で堂々のタイトル獲得。
典型的な「三振かホームラン」のスタイルで、打率は.240前後と高くはありませんが、出塁率と長打率でチームに貢献してきました。
特に2025年はOPS.930と自己ベストを記録。
さらにポストシーズンでも一発を打つ勝負強さで知られています。
「シュワバーって“低打率・高本塁打”の典型的パワーヒッターなんだよ」と説明できれば、一気に通っぽく聞こえます。
「シュワバーってだれ?」雑談で語れるプロフィール解説
「大谷のライバル」と言われても、日本では知名度が低いシュワバー。
実はオハイオ州出身で、愛称は「シュワブス」。ドラフト1巡目でカブスに入団し、2016年のワールドシリーズ優勝メンバーでもあります。
体格は身長183cm・体重100kg超とパワフルそのもの。趣味は釣りという庶民的な一面もあり、チームメイトからの人気も高い選手です。
ちなみに彼の名前は英語で「Schwarber」と書き、日本語だと表記ゆれが多く「シュワーバー」や「シュワバー」と呼ばれています。
ホームラン王の決め方、意外と知られていないルール
意外と知られていないのが「ホームラン王の決め方」。
実は本塁打数が同じなら「複数人同時受賞」となるのです。
過去にはメジャーでも3人同時ホームラン王というシーズンが存在しました。
ちなみに打率や打点では同じ数字でも規定打席や打数が絡み、タイトル条件が細かく決まっています。
今回大谷が55本で2位に終わったのは単純に数字の差ですが、「もし同点なら大谷も王者だった」というわけです。
「本塁打王は同点なら分け合いなんだよ」と話すと、ちょっと得意げに語れるかもしれません。
大谷とシュワバーの共通点と決定的な違い
両者に共通するのは「長打力に特化したスラッガー」という点。
ただし決定的に違うのは「打撃スタイル」。
大谷は三振を抑えつつ出塁率も高めるバランス型(四球80以上)、一方シュワバーは三振を恐れず豪快に振り切る典型的なパワーヒッター。
OPSを見ると大谷が1.020、シュワバーが0.930と、総合力では大谷に軍配が上がります。
つまり「タイトルは逃したけど、総合的には大谷が上」という見方も可能。
雑談では「本塁打数は負けても“トータルバランス”は大谷の勝ち」と言えば、なるほど感を与えられるでしょう。
雑談で役立つ!「歴代の日米ホームラン王」ちょっとした豆知識
豆知識として覚えておきたいのが「日米ホームラン王」の歴史。
日本では王貞治が15回、落合博満が5回、大谷の先輩・松井秀喜も3回獲得。
メジャーではバリー・ボンズの73本(2001年)が未だにシーズン最多記録です。
近年ではアーロン・ジャッジの62本(2022年)がア・リーグ新記録として有名。
こうした背景を押さえておくと「大谷の55本って歴史的にどのくらいすごいの?」と説明しやすくなります。
「日米通算でホームラン王の基準を比べると面白いよ」と振れば、会話が一気に広がります。
1ファンとしては「大谷がホームラン王じゃなかったのは残念…」と肩を落としつつも、自己最多の55本更新はやっぱり胸アツ。
しかもその上をいったシュワバーの56本には「どんだけ飛ばすの!」と驚かされます。
さらに大谷は投手でもしっかり結果を残している二刀流ぶり。
これで残念なんて言ったら贅沢すぎるかも?それにしてもメジャーのホームラン数は桁違い。
日本のプロ野球ももう少しアーチが増えると、観客のわくわく度もさらに上がるかもしれませんね。